認証について

外部認証について

DEDICATED.では、地球の持続可能性へのミッションに取り組むためには信頼出来る外部監査機関による「認証」を得ることがとても重要だと考えています。

「認証」によって基準をクリアすることは環境負荷低減を確固たるものにし、素材のトレーサビリティーも確保され、悪質な労働条件も排除します。

※トレーサビリティー・・・原料がどこで採取されたものか追跡可能であること

GOTS※オーガニック素材の認証

スウェーデン本国企画のオーガニックコットン製品は、サプライチェーンの全段階でGOTS(ゴッツ)認証を取得しています。
(Armstrong工場、Sundar Sons工場、Reacher Apparels工場)

日本企画のオーガニックコットンアイテムでは、現在生地までの段階でGOTS認証を取得しています。
サプライヤー(縫製工場)は現在1社のみ(Qing Ping工場)取得している状態で、今後は全サプライヤーの認証取得を目指しています。

※日本企画アイテムは現段階では全サプライチェーンの認証がなされていない為、アイテムに対してGOTSのラベリング(下げ札などへの表記)をすることができません。

DEDICATED.スウェーデン本社は15年間オーガニックコットンを使用し続け、2020年に、ついに会社としてGOTSの認定を取得しました。

例えばある1枚のTシャツが本当にオーガニックコットン製かどうかを確認することは非常に困難であり(残留する薬品の量が少ないため)、そのため非オーガニックのものを混ぜて流通されたりといった不正が起きやすく、トレーサビリティーを確保する意味でもオーガニック繊維製品には外部認証が欠かせないと言えるでしょう。

GOTS(Global Organic Textile Standards)は、オーガニック繊維の世界有数の認証です。彼らの主な焦点は、綿の有機状態をチェックし、生産のどの段階でも有毒な化学物質が使用されていないことを確認することです。

慣行栽培のコットンが発育のどの段階でも多量の化学物質を投与されるのに比べ、GOTS認証オーガニックの栽培ではまったく使用されません。

「GOTS Organic」と表示される衣服には、95〜100%のオーガニックコットンが含まれている必要があり、持続可能でない繊維と混合することはできません。
※「Made with Organic」ラベルは70%以上。

GOTSはオーガニックであることを保証するだけでなく、厳格な社会的基準に照らして工場(生地工場、染色工場、縫製工場)を検査します。
それによって安全な労働条件を確保し、差別、児童労働を防止することが出来ます。

GOTS基準の概要

【原料】
IFOAM(国際有機農業運動連盟)に認証された農家で生産された原料を使用する。「Organic」ラベルは95~100%、「Made with Organic」ラベルは70%以上使用する。混合する繊維もミュールシングされたウールなど倫理的配慮が低い繊維は使用することができない。
【一貫した認証】
全サプライチェーン、原料から最終製品まですべての段階をカバー
【トレーサビリティー】 
製品に使われている原料の追跡可能性を確保
【有機製品精度】
オーガニック以外の原料が混同されたり間違って使われたりしないような管理、汚染されないことを求める
【残留物】
最終製品(生地の認証であれば生地の段階で)に残留物が無いかどうかチェック
【環境配慮】
水・エネルギーの使用や廃棄物に対して環境目標を設置する
【薬剤使用制限】
染色やプリント等の過程で薬剤を使用する場合、排水処理法や生分解性の基準に基づき、毒性の強い薬剤を使用しない。
【GM(遺伝子組み換え)禁止】
原料や助剤などに遺伝子組み換え技術を使用しない
【動物実験の禁止】
生体実験の禁止
【雇用倫理】
強制労働、児童労働の禁止
【労働環境】
衛生的で安全な労働環境、搾取の無い労働条件である
【差別の禁止】
差別の禁止が実践されていること

フェアトレードコットン

DEDICATED.スウェーデン本国企画のインド生産コットン製アイテムは、フェアトレードのコットンを採用しています。

フェアトレードは、複雑なサプライチェーンで私たちの目には見えないままになっている「農家」にスポットライトを当てるために存在します。
彼らが労働に対して適切な報酬を受け取り、そうなれば彼らが収入を得るために自分の人生を危険にさらす必要がないということをフェアトレードマークによってぜひ確認してください。

それに加えて、フェアトレードのプレミアム(買い取り補償価格にさらに上乗せされる報酬)は、学校やインフラ設備その他の社会的改善へ向けた投資をするために、農家が立地する村や地域に与えられます。

フェアトレード基準は、農家に対する一定以上の報酬を担保するでなく、生産が自然環境に悪影響を与えないよう定めているものでもあります。

今日、85か国で1億世帯が綿花の生産に直接従事しています。しかし、持続可能な方法で生産しているのはわずか13%です。
フェアトレード基準は、農家の健康と安全を保護し、遺伝子組み換え綿種子を禁止することを目的としています。

フェアトレードを支援するということは、最も助けを必要としている人々を支援することを意味します。

PETA Approved VEGAN※動物性材料不使用の認証

スウェーデン企画のインポートアイテムはPETAによるヴィーガン承認マークが表示されています。
PETA(People for Ethical Treatment of Animals)はアメリカの動物愛護団体で、その名の通り動物に対するエシカルな扱いを求める活動を行っています。

DEDICATED.は、ファッションが誰かに害を及ぼすべきでないと考えており、その中には動物も含まれています。
こちらのマークによって、販売している衣類に動物性繊維や動物由来の成分が含まれていないことを確認できます。

こういった考え方から、DEDICATED.の主たるアイテムに使用する繊維は、以下のような植物ベースまたはリサイクルのものに限定されています。

  • オーガニックコットン 100%
  • リサイクルポリエステル 100%
  • Tencel™リヨセル 100%

さらに、PETAによる動物性繊維と動物由来成分のリストを確認したサプライヤー(縫製工場)で生産されたアイテムにのみヴィーガン認証マークを表示しています。

GRS※リサイクル素材の認証

GRS認証(The Global Recycled Standard)は、製品にリサイクルされた材料が含まれていることを確認する包括的な基準です。
DEDICATED.スウェーデン企画のリサイクルポリエステル製アイテムはGRS認証を取得しています。

この基準はリサイクル材料が20%以上含まれている製品に適用されますが、糸の入荷から生地にする過程、そして縫製、出荷まで製品の製造に関わるサプライチェーンすべてに適用されます。

この規格には、次の4種類の要件が含まれています。

  • 製品要件
  • 社会要件
  • 環境要件
  • 化学的要件

リサイクル段階からBtoB取引の最後の売り手へ渡るまで、生産の各段階において認証を受ける必要があります。
リサイクル原料の収集やリサイクル過程も認証の対象となり、自己申告書類、関連必要書類の収集、および実地訪問によって確認されます。

SA8000※サプライヤー(縫製工場)の認証

SA8000®規格は1997年に制定され、組織が倫理的、社会的に受け入れられる慣行基準を開発、維持、および適用する認証です。
この基準は世界人権宣言および国際労働機関(ILO)の条約に含まれる労働条項を反映しています。

監査は「地方公認認証機関」が担当しています。彼らは工場を訪問し、労働慣行、従業員へのインタビュー、および運用記録を通じてそれらを評価します。組織が標準に準拠している場合、3年間有効なSA8000証明書が付与されます。

SA8000基準の要件
児童労働の禁止
強制労働の禁止
健康と安全の確保
結社と団体交渉の自由
差別待遇の禁止
懲戒慣行
労働時間
公正な報酬
管理システム

WRAP※サプライヤー(縫製工場)の認証

WRAP(Worldwide Responsible Apparel Production)は、倫理的で安全な製造を促進することを目的とした非営利団体です。
WRAPは繊維産業向けの世界最大の認証プログラムであり、監査プロセスは複雑で厳格です。

WRAPプログラムは世界人権宣言と国際労働機関に含まれている12の原則に基づいて生産施設を評価します。

事前の監査自己評価の後、WRAP認定の監視組織が工場を監査し最終的にはWRAP本体によるレビューを経て認証が与えられます。

12 WRAPの構成
法律および職場の規制の遵守
強制労働の禁止
児童労働の禁止
ハラスメントまたは虐待の禁止
法律で義務付けられている報酬と補償
法定労働時間の遵守
差別の禁止
健康と安全
結社の自由と団体交渉
労働環境
コンプライアンス
セキュリティ