素材について

オーガニックコットン

コットン製品に使われる綿花は非常にデリケートな植物で、農業技術の発展と共に生育から収穫まで農薬に依存し切った栽培が蔓延してしまいました。

その量は、世界で使用されている殺虫剤の25%、防菌除菌剤の10%がコットンに使われていると言われるほど異常なものです。（綿花の耕地面積は全体の2%ほど）

遺伝子組み換え種子、大量の殺虫剤、防菌剤と化学肥料、そして効率的な収穫の為に使われる大変危険な枯葉剤。
これらの化学物質は大地の健康だけでなく、農業従事者の健康も著しく損ないます。
軽微ではありますが、もちろんその衣類を着る人にとっても影響がゼロだとは言えないでしょう。

過去30年間、世界の綿花生産は収穫量を増やし続けると共に、農家と環境にとっては30年間の悪夢が続きました。

この悪夢を終わらせるのが、オーガニック栽培のコットンです。

DEDICATED.は2006年からコットンに関しては、オーガニックコットンのみを使用してきました。
今現在も、ブランドの中で最も多く使用している素材が、このオーガニックコットンです。

農業プロセスでは、従来のコットン栽培と比較して、水使用量が最大91％、エネルギーが62％少なく、CO2排出量が46％少なくなっています。
（2006年のデータ）

又、オーガニックコットン衣類認証の中でも最も厳しいGOTS（ゴッツ）による認証を行っています。
これは、すべての生産過程において有毒な化学物質が使用されなかったことを意味するだけでなく、環境および社会的要件も含まれているので、生産に関係するすべての人に安全な労働条件を保証します。

認証されたオーガニックコットンは、化学物質フリーの繊維なので、敏感肌の方や、小さいお子様用の衣類として選ばれることが非常に多い素材です。

オーガニックコットンについてさらに詳しい情報はこちらから。

リサイクルポリエステル

全世界で毎年生産される衣類用繊維の6割以上がポリエステル、ナイロン、アクリルなど石油原料の合成繊維です。
そして、これらは今世界中で問題になっている「プラスチック」です。

最終的に廃棄して焼却処分したとしてもその灰は完全に土には還らない。
そんなプラスチックをこれ以上地球上に撒き散らす必要はありません。
私たちはこの地球上に必要なすべてのプラスチックを既に作り終えたと考えましょう。

そして、それを賢く再利用する時が来ました。
使用済みペットボトルなどの再生プラスチックを使用することで、バージンポリエステル（リサイクルではないポリエステル）の製造に必要な石油はゼロになります。

そして、リサイクルポリエステルはゲームチェンジャーです。生産に掛かるエネルギーは59％少なく、CO2排出は32％抑えます。また、バージンポリエステルの生産と比較して、かなりの量の水を節約します。

現在スウェーデン本国企画のみ、リサイクルポリエステル製のアイテムを展開しています。

DEDICATED.スウェーデン企画の水着、ジャケット、ビーニーで、100％リサイクルされたペットボトルで作られた繊維を採用しています。
定期的に洗う必要のないこれらのアイテムを選択し、マイクロプラスチック拡散を抑制することにも配慮しています。

循環型の世界へようこそ！

TENCEL™リヨセル

TENCEL™リヨセルは、木材パルプから作られた環境に優しい繊維です。
湿気を吸収し、肌当たりもとてもやわらかく、丈夫で通気性があります。
中でも、丈夫さはレーヨンの2倍から3倍です。

TENCEL™リヨセルは閉ループシステムで製造されているため、製造に使用される溶媒の99％が再利用されます。

木から出来ていると言うと心配される方も多いかと思いますが、農場で育てられた木（ユーカリ）を使用しているので、既存の森林を伐採することはありません。
また、ユーカリは生育が早く、農薬を使用せずとも育つ強い植物なので農業プロセスでの環境負荷も低く抑えられます。

DEDICATED.スウェーデン企画のシャツやボトムスにTENCEL™リヨセルが使用されています。